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(有)天龍農林業公社の設立経過 |
少子高齢化、過疎化により、天龍村では農地・林地の遊休荒廃が各所に見られるようになりました。
農地・林地の持つ多面的機能が失われてしまう事態が懸念され、再生、保全のための施策として、農林家に代わって積極的に農林業経営等の事業ができうる実働組織として、平成14年4月に、村が100%出資する形で発足しました。
農林地保全並びに自然景観の維持を図り、推進することにより、天龍村の農林業を振興、ふるさと再生を目指しています。
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設立時の考え |
水田、畑、山林は、保水効果や水源涵養の役割を担っていることは周知のことと思いますが、あえてこの村の現況を考慮すると、地域の農地・林地の保全管理
は、民間の営農活力が衰退している地域であるが故、農地や集落環境の荒廃を避けるために農家に代わって積極的に農業経営、併せて里山等の林地保全の事業行
為を行う為、また本来の機能としての公益性保全の為、一歩踏み込んだ形の施策の展開が急務と考えている。
そこで、天龍村は、この会社を設立するものです。
地域全体が偉大な財産であり、ふるさと再生への地道な事業により、この地域の農林業の振興と活性化は基より、こうした事業展開が、他の付加価値的効果と
しての景観等多面的機能を見いだされることと信じたい。更にはこの事業を恒久的に展開する中で、強いては災害防止への寄与し得るものと確信している。
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業務の方針 |
○目標
自然と人間が共生可能な環境の創造を視野に入れながら、衣食住資源の持続的生産基盤を保全することとしたい。
○業務の方針
1.遊休荒廃農地等を解消して住みやすい生活環境構築の為の活動に取り組む。
2.村民のための農業支援活動に取り組む。
3.森林所有者のための支援活動に取り組む。
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主な業務内容 |
1.農家からの委託作業
・茶園作業(整枝、茶摘み)
・果樹作業(梅、柿等の剪定、草刈り、収穫、梅の選果等)
・田の作業(耕運、代掻き、田植え、稲刈り、脱穀等)
・庭の作業(剪定、除去、除草等)
・畑の作業(消毒、耕耘、除草等)
・山林作業(集材)
2.村の委託作業
・遊歩道整備
・鳥獣害防止対策柵設置
3.JAの委託作業
・茶工場作業
・子牛運搬
・穀物検査
4.遊休農地を利用しての農業経営
・あけびの栽培
・栗の栽培
・かりんの栽培
・茶の栽培
・梅の栽培
・水稲の栽培
・野菜の栽培(ていざナス、ピーマン等)
・柚の栽培
・クルミの栽培
・しいたけの栽培
・花木(梅の花)等
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主な商品 |
・ゆず果汁100%
・ていざナス
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